検査のご案内

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査は、内視鏡を肛門から入れて大腸の内部を直接診察する検査です。
直接観察することにより大腸内の色の変化を観察でき、小さな病変も発見することができます。
また、内視鏡の先端から鉗子を出して診察をしながら治療を行うことも出来ます。

※当院の内視鏡検査機器(富士フィルム製 Advancia)

現在大腸の検査には便に血液が混じってないかを調べる便潜血検査や、バリウムを肛門から大腸内に注入して大腸の二重造影を行う注腸造影検査、そして最近ではCTスキャンを使った大腸の検査など様々なものがあります。しかし簡単な検査ほどその信頼性も低くなります。たとえば便潜血検査の場合、痔の出血でも陽性となるため大腸癌の診断精度は低くなります。また、注腸造影検査では表面が平坦な早期の癌は見つけにくく、内視鏡検査が発達した今日ではこの検査の頻度は減少傾向にあります。
内視鏡検査では、病変部の組織を採取して顕微鏡検査をすることができますし、更に大腸ポリープを切除することもできます。

下記に当てはまる方は大腸癌の可能性が否定できませんので、大腸内視鏡検査を受けることが強く推奨されます。

便潜血検査の結果が陽性の方。あるいは便に血が混じったり、血がついている方。
※痔による出血でも便に血がつきますが、自己判断せずに検査を受けられることをお勧めします。
両親や兄弟、近い親戚などに大腸ガンや大腸ポリープの患者さんがいる方。
下腹部に痛みがあったり、下痢や便秘が繰り返し起こる方。

上記に該当しない方でも、大腸のことで不安がある人はご相談ください。

大腸内視鏡検査を受ける前の準備
大腸の検査の場合は大腸内をきれいにするために、前処置として検査用の下剤を1.5~2リットル飲んでいただきます。その後、5~8回程度排便していただき、便のカスがない状態になったところで検査となります。
この際、腸閉塞(腸の通過障害)や非常に強い便秘があると、飲んだ下剤が排泄されずに腸管内に溜まった状態となり危険です。そのため、先に他の検査を勧めたり、検査日を検討していただく事がありますので御了承下さい。
排便量が少なく腸液が残っていても液体の状態であれば吸引してしまうことは可能ですので検査はできます。しかし便が多く残っていた場合は、吸引ができないため液面下の部分が詳細に観察できませんので、ある程度大きいポリープでも見落とす可能性があります。
このような患者様にとっての不利益をなくすために、きちんとした前処置を行う必要があります。そのために4回目頃からは便を見せていただき、前処置の状態を確認いたします。前処置が不十分な場合は下剤を追加して飲んでいただくことがありますので、その時はご協力をお願い致します。
便秘のある方は前日の食事から注意していただき、数日前より下剤を内服していただく方が前処置が効果的で、きれいになるまでの時間もかかりません。このため検査予約時に便秘の状態を申し出てください。
検査前日

検査前日の夜9時以降絶食となります。朝食と昼食は普通に召し上がっても問題ありませんが、夕食はご注意ください。
消化の良くないもの(繊維の豊富な野菜類や海藻類など)は控え、水分を多めに摂取してください。また、夜9時と就寝前に指定の薬剤を服用します。

検査当日
検査前
検査が終わるまで食事は召し上がれません。水分は摂取可能です。
指定の下剤を飲んでいただき、排便を済ませます。(大腸の洗浄水を飲んでいただく場合もあります。)
排便状態の確認後、検査に移ります。
検査時
更衣室で検査着に着替えます。
検査時に不安や苦痛がある場合は、それを緩和するために鎮静剤を注射することがあります。(人によっては目がチカチカしたり、のどが渇いたりすることがあります。)
内視鏡検査
ベッドに横向きになり、リラックスした状態で検査を行います。
検査中はモニターテレビで検査の様子(御自分の大腸の様子)を見ていただくこともできます。
※大腸をよく観察するため、検査中に体位を変えていただくときもありますので、担当医の指示に従ってください。
検査後

検査後は結果を説明をいたします。その後はすぐに帰れます。
しかし、鎮静剤を使用した場合は1時間程度の休憩の後、医師から説明があります。
検査直後は車の運転は出来ませんので、車でのご来院は避けていただく方が賢明です。

ポリープを切除された方は、出血防止のため、検査後1週間程度は旅行・出張をお控えください。食事や飲酒、入浴の制限もありますので、医師の指示に従っていただきます。
また、病理組織検査に提出した方は、結果が出るまで2週間程度かかるため、再度来院していただく必要があります。
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